シティバンクオンラインは、円預金、外貨預金、投資信託などを扱うシティバンクのインターネットバンキングです。グローバルなネットワークを強みとするシティバンクは、外貨預金を中心とした資産運用に力点を置く銀行といえます。
資産運用をするために、あるいは生活口座として利用するために、ある程度まとまった預金残高を確保しさえすれば、コストも大幅に節約することができるのが特徴です。
シティバンクに口座を開設すると、決済機能を持った円普通預金口座と運用機能を持つマルチマネー口座の2つの口座が自分の口座になります。
2つの口座間の資金移動や外貨預金の取引指示は、24時間365日インターネットで簡単にできますから為替の変動を上手につかんだタイムリーな外貨投資が可能です。また、満期になった外貨資金もそのときの状況によって円に換えたり外貨のまま持っていたりできますから無駄の少ない効率的な運用ができます。
口座維持手数料は、月額2,100円です。ただし、外貨預金の残高が20万円相当以上または円預金+外貨預金の合計残高が50万円相当以上の場合は無料になります。
入金・引出しは、口座を開設すると発行されるバンキングカードで行います。
シティバンクのATMを利用する場合は無料で、郵便局のATM、セブン銀行のATMを利用する場合は時間内105円、時間外210円が必要です。
引出しについては都市銀行(BANCS)のATM、地方銀行(ACS)のATMも利用することができますが、この場合各金融機関所定の手数料が必要になります。
ただし、口座残高が100万円相当額以上あれば、ATM手数料は無料(入金・引出し100回/月まで)になります。
振込・海外送金をするには事前に振込・送金先の登録をする必要があります。
振込手数料は、振込先がシティバンクの場合は無料で,他行宛の場合は260円必要です。他行宛の場合でも口座残高が100万円相当額以上あれば160円になります。
海外送金手数料は、通常3,500円ですが、口座残高が100万円相当額以上あれば2,000円になります。
外貨預金の取扱い通貨は、米ドル・カナダドル・ユーロ・英ポンド・スイスフラン・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・香港ドルの8種類です。為替手数料は,各通貨片道1円(香港ドルは40銭)です。
通常の普通預金・定期預金以外のシティバンクのユニークな商品として、
毎月利息を受取れる利息毎月受取型外貨定期「マンスリースマイル」とか
毎月利息が受取れて6ヵ月毎に利率が上がる外貨2年定期「ステップアップ定期」、
為替変動のリスクを抑えるため円から外貨へ毎月少しずつ振替えていく「マイファースト外貨」、
満期時に為替が設定した為替レートに達していたら自動で外貨に交換し、達していなければ円のままで受取る為替相場条件付定期預金「プレミアム・デポジット」などがあります。
投資信託の取引にはシティバンクの銀行預金口座とは別に投資信託口座を開設する必要があります。シティバンクの投資信託には、円建てのファンドが39本、外貨建てのファンドが29本あります。シティバンクのインベストメント・コンサルタントによるプロファイリング(運用目標やをリスク許容度を理解するために行う資産運用に関するお伺い)を受けて、自分の投資目的に合ったファンドを選びます。
シティバンクの円普通預金口座(決済用口座)は、給与振込み・年金受取や公共料金・各種料金の自動引落にも使えます。
シティバンクのバンキングカードは、買い物や食事代の支払ができるJ-Debitが利用できますし、日本にある円普通預金口座から世界150ヵ国以上の国・地域で、現地通貨で預金を引出すこともできます。
シティバンクに口座を持っていれば、発行手数料(通常は総額の1%)無料で、トラベラーズチェック(旅行用小切手)での引出しができます。海外へ出かける人にはありがたいサービスといえます。
その他便利なカードとして、日本で預けたお金を現地通貨で引出せる海外両替カード<ワールドキャッシュ>、米ドル預金を米ドルのまま引出せる米ドル専用の<シティバンク外貨キャッシュカード>、シティグループのクレジットカード< シティカード >、<ダイナースクラブカード>がありす。